マッスルメモリーとモチベーション

<マッスルメモリー>
マッスルメモリーとは筋肉に覚えさせる作業である。一度身体が覚えたらそう簡単には忘れない。
そのためには、身体に染み込むまで反復練習するしかない。
やはり球を打たないと、身体が忘れてしまう。一日30分でもよいからボールを打つことを心掛けよう。
そうしないと、進歩がない。間が空くと、また一から出直さないといけない。
それでは、技術を磨くどころではない。堂々巡りである。
身体は前を向いていて、肩甲骨だけを動かす意識だけでも、結構ボールは飛ぶ。トップに近い段階で、背骨のひねりも伴ってくる。
脊柱の動きは、意識的に抑えた方が、再現性が高くなる。
脊柱を動かそうとすると、身体全体の動きが多くなり、スクエアな状態への復元性が悪くなる。
フェイスコントロールを、試す。シャットにテークバックして、フェイスを開いた感じでダウンに入る。クラブヘッドが八の字を描くようなイメージだ。
そうすることによってボールも上がって来る。そして、ヘッドの加速もつく。
クラブヘッドの移動する距離が、フェイスを開き気味の方が、シャットに下ろして来るより、開いた分だけ、長くなる。
右ゴルフ肘の傾向があるが、左主導で打つと、結構右肘に負担をかけないで、打てる。
出来るだけノーコックを心掛けた方が、くの字の回旋だけで、元に戻るので、コックを入れた場合に比べて、一つ余分な要素がなくなり、アドレスポジションに戻り易い。勿論両肩が、アドレス状態に戻ると言う条件が必要だが。
そのためには、インパクトまで、顔の向きを真正面ないしは、やや、チンバック気味に保つことが肝要であると思う。
そうすることによって、肩の開きを抑えることが出来る。
私はなかなかこれが出来ない。何としても身体に覚えこませたい動きだ。
<モチベーション>
ゴルフの優れたプレーヤーになれるかそうでないかは、日常のゴルフに取り組む姿勢如何に掛っている。
運転免許証を取得する時、誰でも、命がかかっているので、必死に学科と実地を勉強する。そして、色々な経験を経て、無意識に命の安全を保てるような、潜在能力としての技術を身につける。
良く賭けゴルフをするとゴルフが上手くなると言われる。
昨日TVのゴルフチャンネルを見ていたら、あるアメリカの女子プロが、若い頃に、ライバルたちと、小遣いをかけて、プレーをして急速に上達したと回顧していた。
別に賭けゴルフを進めるわけではないが、人間やむを得ざる状況に追い込まれた時に、頑張らざるを得ない心境に落とされる。
火事場の底時からではないが、人は、気持ち次第で、とんでもない能力が引き出される。
物事に取り組む時も同じである。異常とも言えるような集中力で事に当れるのではなかろうか。
いずれにしても、人間はメンタルの生き物であり、如何にしたら、高いモチベーションを抱けるかに掛っている。