プロのスウィングに学ぶ

<スウィング全体から>
*スウィングプレーンについて。ー極めて単純で、テークバックとダウンスウィングで略同じ面をクラブヘッドが動いている。
*フェイス面の変化について。-ドライバーだと分かりやすい。
-アドレスで、スクエアすなわち直交しているのが(面に対する角度を90度とする。)、トップではSP上に一致している。開いた形となっている。(面に対する角度を0度となる。)逆にフィニイッシュでは閉じた形となり、同じく面上に乗っかる。
ライン出し(方向性を重視した打ち方。)のショットの打ち方は、フォローで、SP上をスクエアのままフェイスは動いていく。
*人間の体とクラブを結ぶ唯一の接点がグリップだが、どのようなグリップをしていても、右打ちの場合には、左手の甲或いは、右手のひらが、フェイス面と略一致しているので、そこから、体の動きが決まって来る。
クラブには、ロフトやライ角があるので、あくまで、ロフト0度のクラブの動きとして考える。
*グリップの形:いわゆるスクエア・ストロング・ウィーク・インターロッキング・オーバーラッピング・ベースボールグリップがある。
ロングサム・ショートサム・パームグリップ・フィンガーグリップなどがある。
それぞれプラス面とマイナス面がある。
<アドレスから>
*アドレス時のポスチャー:全体的に自然体で、力味がない。
正面―
両肩・骨盤(ベルトライン)・両膝の傾斜(やや右へ傾く―グリップで右手が下にあるため)・両肩と両上肢で出来る2等辺3角形・グリップの位置(左打ち股)・顔の向き(正面を向いている。-インパクトをスクエアに迎えやすい。)
両肘の伸び具合(力まずすっと伸びている。)重心が、どちら側の足の方になっているか。-ドライバーの場合には、体重移動を大きくした方が距離を出すためによいので、右足寄りでスタンスも広くなる。
後方よりースパインアングル・前傾の程度・背骨(脊柱)の湾曲(自然に立った時と同じ湾曲が、望ましい。)・前傾は股関節で行うのが自然である。
膝の曲げ具合(重心を低くする場合には屈曲がだいとなり、高ければ、スウィングアークがより大きくなり、ボールに近づいて立てるので、スウィングプレーンがよりアップライトになり易い。)スウィングバランスに関係する。
スウィングセンター部分(7頚椎部-支点ー周辺)が、スウィングプレーンに略直角に保たれている。クラブヘッドが、スウィング中は円弧運動することになるので、その支点たる7頸椎の回転軸(7頸椎部周辺)ー上部胸椎部から頚椎部分まで)が、合理的にセットアップされる事になる。
前傾した姿勢の前後の重心が安定していることが、大切。
一般的には、やや前寄りすなわち土踏まずより、足裏の親指の付け根あたりがよいとされている。-理由はバイオメカ的見地からは、不明。
*ルーチンについて。
飛球線後方に立ち、タージェットラインを確認する。素振りをして、体をほぐし、またスウィングのリハーサルをしてから、アドレスに入る。ボールとスパットを結んだラインに対して、体の位置決めを行う。肩・腰・足のラインを意図するショットに応じてスタンスを取る。一般的には、なるべくスムースに行い、感性が失われるのを防ぐ。
防ぐ。