スウィングアーク・スウィングプレーン・フェイスコントロール -2003.06.11-

スウィングアーク・スウィングプレーン・フェイスコントロール
それぞれにおける身体構造面の位置付け

理想的な身体の動きを究明して行く上で基本的にはスウィングアーク・スウィングプレーン・フェイスコントロールがどうなっているかを踏まえておきたい。ドライバーのフェイス面が略左手甲と一致している。厳密に言うと「0度のロフトのドライバーのフェイス面とニュートラルグリップの場合の左手甲の小指側の面とがパラレル。」
  
A. スウィングアーク

[スウィングプレーンを直角方向より見たイラスト]

[スウィングプレーンの右側方斜め方向より見たイラスト]
  
B. スウィングプレーン
スウィングアークが略一致して存在すると考えられる平面。
第七頚椎とボールを結んだラインはこのスウィングプレーン内に存在する。


トップでスウィングプレーン上に左肩関節、左上肢、グリップ、シャフト、ドライバ-のフェイス面が略一平面内に納まる。
  
スウィングプレーンと言う概念の提唱者ベン・ホーガンはモダンゴルフの中でテークバックとダウンフォローでスウィングプレーンは異なると述べている。
タージェットラインとスウィングプレーンの方向の関係はテークバックとダウンフォロー及びドロー・フェイド・ストレート等の球筋により色々なパターンが考えられるがストレートボールに限ればスウィングプレーンの底辺はタージェットラインに一致すると思われる。

  
C. フェイスコントロール・フェイスの変化
テークバック・ダウンスウィングのスウィングアーク上をクラブフェイスはどの様に変化して行くものかを推定して見た。スウィングプレーンを直角方向より見て考察を加える。
 

 
テークバックでは1から5辺りまでフェイスは徐々に開いていき、仮に0度のドライバーのフェイス面とするならアドレスでスウィングプレーンに対して90度であったものが5辺りから0度となりトップまでそのままの角度を保って行くのではないかと考えている。
  

 
ダウンスウィングでは1から4:グリップエンドがボールを指す辺りまではスウィングプレーンに対して0度のままで、グリップが、かなり下方でインパクトに近づいて来ているに係わらずヘッドが上方でフェイスは開いたままであり、4から7にかけて一気にヘッドスピードが上がり、フェイスがスクエアに戻るものと解される。
 

 
スウィングアークとフェイスの変化
  
参考の為にテークバックとダウンスウィングを合成したものでグリップ・クラブヘッドの位置・フェイスの変化を比較して頂きたい。
尚フォロー・フィニッシュにかけてのフェイス面の変化は、二様ありフェイスが閉じていく場合とパンチショットの様にスクエアのままフォロー途中で終わる場合とがあると思われるので、又の機会に検討したい。